1976年のアントニオ猪木
プロレス愛を感じる
人、それぞれ美しいと感じられるものは違う。個々人の美意識と言うべきものか。
猪木のジャーマン・スープレックスを美しいと感じられる、筆者はきっとプロレスを愛している人だ。だから、たった4つの試合のルポルタージュで、500ページ弱の本が書けるのだろう。
一見批判的ではあるが、ページ毎にプロレス愛を感じ、1976年には、まだ赤ん坊であった私にも、試合の熱気、グルーヴが本から伝わってきて、一気に読んでしまった。
率直に言って、この本はプロレスがリアルファイトであるのかどうかを論じ、検証する本である。つまり、格闘技ファン寄りの本であると言える。だが、この本を読んだ後の私の素直な気持ちは、あえて言葉に表すとするなら、
「ロックアップから始まる、プロレスを久々に観たい。」
日本一美しいジャーマン・スープレックスについて書かれている、この本を読んで、そう思った。
hReview by ocelot , 2009/05/24

- 完本 1976年のアントニオ猪木 (文春文庫)
- 柳澤 健
- 文藝春秋 2009-03-10


Comments
私もプロレス≠リアルファイト、MMA≠リアルファイトだよ。
リアルファイトなんてお金払って見たいのかな?(多分微妙)
そのギミック、忘れつつあったよ。
しかし、馬場派か猪木派かって話は、その話題だけで一晩中語り合えるぐらいの、プロレスファンにとっては重要なものではあるよね。
もちろん、私は猪木派です。
ゆでたまご先生は馬場派だそうです。