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犬の力

犬の力。
メキシコの30年にわたる壮絶な麻薬戦争の話。
アメリカ麻薬取締局とメキシコの麻薬商人との戦争。
単純な話ではない。
米国政府、麻薬カルテル、マフィアら様々な組織の思惑が重なりあう。
私は、暴力による縄張り争いのピカレスク・ロマンかと思って読んでいが、
どこで話がつながるのか予期できない話の運びぶりで、全体像はつかめず、
上巻中盤は不安になったが、下巻以降一気に読んでしまった。

読後、「犬の力」がどんなに無力か知ることができる。

この「犬の力」を読んだ後、新宿鮫「狼花」を読んだ。
話の筋が「犬の力」に符号していて、寒気を覚えた。
フィクションでしか書けない真実がここにはあるのかもしれない。
この話にでてくるメキシコや、狼花にでてくるアルジェリアについて、
積極的に情報を収集してみようと思う。


犬の力 上 (角川文庫)
ドン・ウィンズロウ
角川書店(角川グループパブリッシング) ( 2009-08-25 )
ISBN: 9784042823049
おすすめ度:アマゾンおすすめ度


狼花―新宿鮫Ⅸ(光文社文庫)
大沢 在昌
光文社 ( 2010-01-13 )
ISBN: 9784334747084
おすすめ度:アマゾンおすすめ度
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