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オザケン特集を聴きながら

文化系トークラジオLifeのオザケン特集を聴きながら、小沢健二が王子様と呼ばれていた頃、自分が何をしていたか、思い出す練習をしてみる。

その当時、私は19歳で、大学受験に失敗し、仮面浪人中で、だけど、何を勘違いしたのか、国連で働きたいと思い立ち、英会話教室に通っていた。そこで、M田さんという男性と知り合った。M田さんは、30歳で、眼鏡をかけていて、鬱病を患っていた。彼は、処方された薬を飲むと少しハイな状態になるらしく、そんなときは時間を気にせずに知り合いに電話をかけてきた。冷酷な少年だった私は、無言でその電話をよく切ったものだ。
そんなM田さんには好きな人がいて、その人は旅行代理店の受付をやっていたものだから、時間があるとお客の振りをしてその旅行代理店に立ち寄っていた。M田さんは(昔の)ミニクーパーに乗っていたのだけど、ミニの助手席には彼女の写真がいつも貼ってあった。
本人の了解をとっていないような写真。
まぁ、今でいえば一種のストーカーだったのかもしれない。
なんでそんなことを思い出すかっていうと、その彼女の理想の男性がオザケンだったから、なんだよな。
美人に好かれ、高学歴で、歌も歌える。小沢健二に対しては、19歳の私は嫉妬しか感じなかった。今の彼の状況をみると、なんか複雑な気分になる。私はもう、彼には嫉妬はしなくなった。
今ではどちらからというと同情してしまう。そう、彼も我々と同じ、悩み多き人間なのだと。
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