三国志〈第5巻〉
曹操の台頭
官渡の戦いが中心。三国志前半部分の山場です。
三国志演義だと関羽の活躍等が描かれるのだけれど、存外にあっさりと終わりました。
7万の曹操軍対30万の袁紹、壮観な戦いのはずなのですが。
しかし、沮授という人物が袁紹の陣営にいたというのが新しい発見だった。
この人物を通して、現実としては曹操が魅力的であるのに、袁紹に人気が集まったのかがわかった気がする。
曹操には宦官の子というイメージがつきまとい、多くの宦官嫌いの武将がそれを良しとはしなかったのであろう。
登場人物が多いからか、行動のみの記述で内面の描写はすくないが、ハメット風で心地よい。
hReview by ocelot , 2006/11/03

- 三国志〈第5巻〉
- 宮城谷 昌光
- 文藝春秋 2006-09

